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楽しみながらうつを治す

うつ病になると、以前楽しんでいた趣味が楽しめなくなったり、家族や友人との交流に興味が持てなくなります。うつ病では、セロトニンという脳内の神経伝達物質の働きが低下しうつ状態になることが知られていますが、ドパミンという神経伝達物質の働きも低下してしまいます。ドパミンは楽しみや喜びなど快楽に関係する神経伝達物質ですから、ドパミンの働きが低下すると普段楽しんでいた趣味や家族、友人との関わりも楽しくなくなってしまいます。

治療が進みうつ症状が軽症になると、趣味などは少しずつ楽しめるようになります。ドパミンの働きが回復してきたからです。しかし、この段階ではまだ仕事や家事、勉学などをするだけの精神的なエネルギーは回復していません。やるべきことをしないで休んでいるのに趣味などを多少楽しんでいると、「怠け病」などと誤解されてしまうと心配してしまいます。

趣味を楽しむことは 脳内のドパミンの働きを増やすことにつながり、それがうつを更に癒していきます。軽くなってきてから、ある程度趣味などを楽しむことは治療的に見て間違っていません。病気療養中に楽しむことを過度に罪悪視する必要はありません。うつ症状が軽くなり、以前のように趣味や人との交わりを楽しめるようになってきたら、その楽しみを大切にすることが必要です。

うつ病になる多くの方は、真面目で仕事熱心なため、仕事ができないと過度に自分を責め、休業中に趣味や友人との交流を楽しむことを躊躇する時があります。自分を過度に責めることなく、回復を喜び、ある程度は日々の生活を楽しみながら療養生活を送って下さい。ご家族や友人の方々も暖かい目で患者さんの回復を見守っていただきたいと思います。

院長 高橋道宏

2015年11月16日