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うつ病と痛み

3月7日(月) 曇り

おはようございます。院長高橋です。今日の最高気温の予想は19°Cで、暖かい一日になりそうです。

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うつ病では、「憂うつになる」「意欲がなくなる」などの心の症状だけでなく、「頭痛がする」「胃がムカムカする」「体がだるい」などの身体の症状もみられます。うつ病は、心の症状と同じ位に、身体の症状もみられる病気です。

身体の症状の中でも、特に痛みは大きな苦痛を伴います。過去の研究によると、「様々なストレスの中で、痛みは特に大きなストレスである」と報告されています。痛みは大きなストレスとなり、更にうつ病を悪化させる、うつ病が悪化すると痛みがますますひどくなるという悪循環を起こしてしまいます。

うつ病の時にしばしばみられる痛みとして、頭痛、背中の痛み、腰痛などがあります。その他に、目の痛みや口の中の痛みなどもあります。多くの痛みは検査をしても何の異常もみつかりません。身体を対象とする病院に行くと、心療内科や精神科に行くようアドバイスされることが少なくありません。

時には、二つ以上の痛みを同時に抱えることも少なくありません。中には、全身の至るところが痛くなる場合もあります。うつ病の時の痛みの特徴は、うつが治ると痛みも改善するという点にあります。

うつ病でみられる痛みは、単純に言ってしまえば、「神経の緊張状態で起きる」脳から来る「中枢性の痛み」です。打撲や関節痛などの炎症性による「末梢性の痛み」とは異なります。

ですから、このような痛みでは、「痛み止め」である抗炎症剤や消炎鎮痛剤はあまり効果がありません。うつ病の治療薬である抗うつ薬が効果的なのです。

原因不明の痛みがあったら、うつ病を疑ってみましょう。うつ病の痛みは、脳から来る痛みです。抗炎症剤や消炎鎮痛剤を自己判断で多用するのはやめましょう。

痛みだけを対象とするのではなく、うつ病そのものをトータルに治療する中で、うつ病による痛みは改善していくのです。

院長  高橋道宏

2016年03月07日