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大人のADHDの特徴

2016年4月4日 月曜日 雨

桜が美しい季節になりましたね。先週末の芦屋は桜祭りで盛り上がりました。

大人のADHD(注意欠如多動性障害)は大人になって発病するADHDではありません。子供の頃から不注意や多動性・衝動性なとの症状が存在します。ADHD症状は発達とともに軽くなっていきます。18歳までに治療が不要となることが少なくありませんが、大人になってからも症状が続く場合もあります。大人になってもADHD症状が続くものが大人のADHDです。

ADHDは大人でも子どもでも不注意、多動性・衝動性などの症状がみられるという点で変わりはありません。ADHDの症状は成長とともに軽くなりますから、子供のADHDと比べ大人のADHDでは症状が軽いことが多いです。また、うつ病や不安障害など他のこころの病気を合併することが多いです。ADHDの症状があることで自信を失うことが多いです。自信を失うこたごきっかけでうつ病や不安障害になってしまうのです。

大人のADHDでは薬物療法と精神療法(症状を理解し、日常生活をどのように送るか指導する)が中心となります。日本では「コンサータ」と「ストラテラ」の2種類の治療薬が認可されています。この2つの治療薬は効果も安全性も大差なく、安心して使用できるとても良いお薬です。ただし、薬の効き方には個人差もあり、患者さんの状態や生活に合わせ薬を選択します。

大人のADHDでは就労上の問題が発生します。上司の指示をすぐに忘れてしまう。複数の仕事を同時並行でこなすことができない等で上司に叱られることが多いです。大人のADHDでは子どもの頃から叱られ続けていることが多く、負の体験の連続で自信を失っている方が少なくありめせん。大人のADHDは治療により改善します。ADHDの症状の改善を通じ自分自身に対する自信を回復していただきたいと思います。

院長 高橋道宏

2016年04月04日