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焦りとの付き合い方

2016年7月4日 月曜日

うつ病や不安神経症など、こころの病気になると気ばかり焦ることが多くなります。焦せると気持ちが落ち着かず、イライラしてしまいます。焦りは冷静な判断を鈍らせ、生産性を低下させます。焦ると気持ちが先走り、思考が空回りし、仕事、学業、家事など目の前のやらなければならないことが進まなくなります。こころのエネルギーは人一倍使っているのに、目の前の物事が進まないのです。

焦ると物事の判断を間違えたり、ミスが多くなります。その結果、物事がうまく進まず、ますます焦せるという悪循環に陥ります。焦りは決してこころの病気を治す方向に作用しません。焦りが強くなると、思考が健全に機能せず、病気を悪化させるマイナス思考が優勢になります。ですから、こころの病気を治すためには焦りとの上手な付き合い方が必要になります。

焦りは過度な不安が原因です。不安になると目の前のことを冷静に考えないばかりか、考えても仕方のない先のことばかり考えるようになります。しかし、先のことは不確定性が強く、考えれば考える程わからなくなることが多く、益々不安になってしまうのです。ですから、焦った時はあえて先のことを考えないようにすることが大切です。これは焦った時の定石とも言えるこころの持ち方です。

治療が進むと、焦りは不安が原因であり、不安は自分の独りよがりな思い込みであったことに気がつくようになります。このような気づきを大切にしましょう。自分で気づいたことは納得しやすいからです。そして、先のことばかり考えず、目前のことに集中し、今まで通りの生活を普通に続けしましょう。このようなこころの持ち方が病気を治すことにつながるのです。

院長 高橋 道宏

2016年07月04日