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心の病気と環境の変化

2019年9月30日 (月)

うつ病がストレスにより発病することは広く知られていますが、ストレス以外にも発病のきっかけがあります。それは環境の変化です。心の病気になると、環境変化の影響を受けやすくなります。

入学、入社、結婚、転勤、引越しなど、身のまわりの環境が大きく変わった時に、不安になる、イライラする、気分が落ち込む、眠れなくなる、など症状が一時的に悪化することがあります。

また、頭が重くなる、めまいがする、肩がこる、疲れやすくなる、胃が痛くなる、など身体の症状が現れることもあります。

もともと人間の身体は、まわりの環境が変化しても、体調が一定になるように適応する能力があります。気温や気圧が変化しても、自律神経がはたらき外界の変化に適応することができます。

同様に、入学、入社、結婚、転勤、引越しなどの変化に対しても適応する力があります(精神的な適応力)。心の病気になると自律神経のはたらきと精神的な適応力が低下するのです。

心身の症状が悪化すると不安になりますが、心配はいりません。新しい環境に大きな問題がなければ、心の病気があっても、次第に新しい環境に慣れていきます。

心の病気になると、慣れるのに少々時間が多くかかるだけです。時間はかかっても、新しい環境に慣れると、症状は自然になくなっていきます。

時間をかければ環境の変化に適応できるのですから、焦らないようにしましょう。焦ること、不安になることが変化への適応を阻むからです。

環境が変わる時は不安になります。慣れた環境には、安定感、安心感があるからです。しかし、新しい環境にはこれまでの環境にない良い面が隠されているかも知れません。本当に自分のやりたいことが見つかるかもしれません。

過度に変化を恐れず、環境の変化に冷静に対処していきましょう。環境の変化には人生のチャンスが隠されているかも知れません。

何事も良い面と悪い面があります。環境変化に適応するためには、環境変化のプラス面とマイナス面の両面を冷静に見ることで(両面観)、環境変化を客観的に捉えることが必要です。

院長 高橋道宏

2019年09月30日