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適応障害の特徴と治し方

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12月8日 月曜日
先週は適応障害についてお話しましたが、今週は適応障害についてお話したいと思います。

適応障害、うつ病では共にうつ状態がみられ一見区別しにくいですが、適応障害でみられるうつ状態は軽度のことが多いという特徴があります。

また、うつ病でみられる気分の日内変動(朝にうつ状態が悪化し、夕方には気分が良くなる)や体重減少などはあまり目立ちません。
    うつ病は職場、学校などほとんどすべての状況でうつ状態がみられますが、適応障害では職場や学校なとの特定の状況でのみうつ状態がみられ、自宅ではうつ状態がみられないなど、うつ症状のあらわれ方が状況依存的であるいう特徴があります。ですから、会社や学校を休んでいても自宅では普通に過ごしており、一見病気には見えず、本当は病気ではないのでは?との誤解を受けることも少なくありません。
しかし、うつ病と同様に、患者さん本人はうつ状態をどうすることもできずに悩み苦しんでいます。職場や学校に行かなくてはとの思いがあるにもかかわらず、朝になるとどうしても身体が動かないのです。
家族も同様です。

適応障害の患者さんは、どちらかと言うとおとなしく、他人に気を使い、自己主張が少ない方が多いです。自分を過剰に他人に合わせて、ストレスをため込んでしまいます。いわゆる「過剰適応」の状態です。過剰適応した結果、ストレスをため込みダウンしてしまい、会社、学校などの社会組織に適応できなくなってしまったように見えます。
適応障害では、自分自身を周囲の環境や人に合わせる能力が障害されてしまい、自分のペースでしか生活できなくなっています。その結果、本来しなければならないことよりも自分の気が向いたことを優先する、気分本位の生活に陥っています。
ですから適応障害を治すためには、気分本位の生活をやめるようにしなければなりません。気が向いても向かなくても、すべきことをやっていくのです。私は患者さんに、会社や学校を休んでいても、一定の日課のようなものを作り、気が向いても向かなくてもやることを進めています。小さなことからで良いのです。気分によらずやるべきことをやることが適応障害治療の第一歩なのです。
2014年12月08日