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心の病気の回復は少しづつ

1月19日 月曜日

心の病気の治療には時間がかかることが多いものです。風邪やインフルエンザなどは数日から1週間もあれば治ります。癌であっても早期に発見され、転移がなければ手術で治ります。しかし、心の病気となると1週間で治るものはまずありませんし、ましてや手術などの一過性の処置で治るものでもありません。心の病気は、患者さん本人の性格や行動上の特性という基盤に環境image要因やストレスが作用して発症するため、治るのに時間がかかってしまうのです。治るまで時間がかかるため、いつになったら治るのか?焦ってしまうことが少なくありません。治療を続けてもちっとも良くなった気がしないものです。

心の病気は治らないのではないのか?一生このままだとしたら絶望する。このような訴えは数多くあります。しかし、心の病気でも治るものは多くあります。ましてや現在の状態がそのまま改善しないものは、少なくとも私のクリニックを訪れる患者さんではあまり多くありません。多くの場合、治療を根気よく続ければ改善していきます。私のクリニックの受付をしているスタッフは医療資格は持っていませんが、仕事を通して患者さんの改善を実感すると言います。初診の時にとてもつらそうな表情をしていた患者さんが、数か月後にとても明るい表情になるのをみて、大分良くなったと思うようです。

このように多くの心の病気は改善していきますが、改善には時間がかかります。心の病気の改善は少しづつ進んでいくのです。しかも、患者さん本人が良くなったと感じるのは心の病気がかなり良くなってからです。心の病気で悪化した状態がざっと80パーセント位は良くならないと、患者さん本人は改善を自覚できません。治療当初、患者さん本人はほとんど改善を自覚できませんが、家族の方が改善に気付くことが多いです。自分は自覚できなくても、一緒に生活している配偶者、パートナー、親、子供などあるいは親しい友人が先に改善に気付くのです。image

回復の自覚が無いと闘病は困難になりますが、家族や周囲の人の「回復してきている。」との言葉を信じて根気よく治療を続けることが大切です。先にも書いた通り、多くの心の病気は回復可能です。慢性化した場合でも良くなる可能性は多いにあります。「自分の病気は治るはずがない。」などと思ってはいけません。治らないという思い込みが病気を本当に治らなくしていまいます。「心の病気が治らない」などという根拠のない呪縛から解放され、いつも希望を持って治療に励むことが回復の秘訣です。

 

2015年01月19日