ジェネリック医薬品について

2016年2月29日 月曜日 曇り 8℃
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おはようございます。

院長高橋です。明日から3月になります。昨日は少し暖かい一日で、春は間近です。今日の最高気温は11℃と予想されています。

心の医療においてもジェネリック医薬品が多く使用されています。ジェネリック医薬品とは、元々ある先発品と言われる医薬品と効果や安全性は全く変わらない「うりふたつ」の薬のことです。薬の特許が切れると他の会社でも全く同じ成分の薬を発売することができるようになります。

ジェネリック医薬品は国によって使用が推進されています。効果も安全性も全く変りません。発売するためには、「溶出試験」「生物学的同等試験」などと言われる試験をし、厚生労働省の認可を得る必要があります。ですから、発売までのハードルは高いのです。しかし、薬価、つまり薬の価格は大きく異なります。ジェネリック医薬品の価格は、先発品と比べると30-40%は低いのです。

ところが患者さんの中には、薬がジェネリックに変わってから、「効き目が悪い」「副作用が出る」とおっしゃる方もいます。このような場合、ジェネリック医薬品は先発品と全く変わらない「うりふたつのお薬」であることを説明し、理解していただいています。

中には、説明を受け頭では理解できるが、やはり先発品の方が良いという患者さんも少数ながらおられます。このような場合、患者さんの希望を受け入れ、先発品でも良い事にしています。

このようなことが起きる背景として、心の医療では薬をどう認識して飲むかで治療効果に影響が出ることがあるということがあります。科学的には全く同じ成分でも、その薬をどう認識して飲むかにより治療効果に影響が出てしまうことがあるのです。効果がないと思えば、効果を感じなくなるし、薬のせいで副作用が出てしまうと感じるのです。特に被暗示性(暗示にかかりやすい)と不安が強い患者さんに多く見られます。

今後も有力なお薬が少しずつジェネリックに変わっていきますが、ジェネリック医薬品は先発品とは全く変わらない「うりふたつのお薬」である事をぜひ知っていただきたいと思います。その上で安心してジェネリック医薬品を使っていただきたいと思います。

また、心の医療では、薬をどう認識して服用するかが大切です。服薬しているお薬の効果や安全性については、処方する主治医によく説明を聞いていただきたいと思います。薬は、信頼、安心して服用してこそ効果を発揮するものです。

院長 高橋 道宏

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