うつ病の治療ではいつまで薬を続けるべきでしょうか?

2021年3月15日(月)

うつ病の治療では、抗うつ薬、睡眠薬、抗不安薬(精神安定剤)などが使われています。治療の基本として、ストレスを避けた心身の休養が最も大切です。

適切な休養がないとお薬だけで治るものではありませんが、お薬に助けられる部分は少なくありません。

抗うつ薬の効果が出てくるまでに2-3週間はかかります。今日飲んで明日効くというものではありません。

ある程度効いたと思われるまでは、1ヵ月程度かかります。本当に良く効いて、病気になる前の状態に戻ったと感じるまでには2ヶ月程度がかかります。

では、いつまで薬を続けるべきでしょうか?

うつ病の治療では、ちょっと良くなってきたからといってすぐに薬を止めないでください。完全に良くなるまで、病気になる前の状態に戻るまで、薬を続けましょう。

完全に良くなってからも、抗うつ薬は6カ月程度薬を続ける必要があります。これは再発予防のためです。その後、うつ病の原因となったストレス、環境変化などの問題が解決したかを確認した上で、減量中止します。

睡眠薬、抗不安薬は、症状が落ち着いたら、中止して構いません。睡眠薬、抗不安薬は依存性のあるものが多く、いつまでも飲み続けるべきではありません。

薬を止める時は、主治医に相談しましょう。急に薬を中止すると、退薬症状(離脱症状)が起きることがあります。薬を減らす時は段階的に減らしていきましょう。

芦屋 心療内科 高橋心療クリニック

院長 高橋道宏

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