調子が悪い日は、あたり前に訪れる

調子が悪い日は、あたり前に訪れる

2026年3月9日(月)

先週は「変わらない日課」についてお話ししました。

日々の生活を整えようと、少しずつ行動し始めた方もおられると思います。

ただ、この季節は体調や気分が変動しやすい時期です。

「昨日は動けたのに、今日は起き上がれない」
「少し良くなったと思ったのに、また不安が強くなった」

そんなときは、
「また悪くなった」
「かえって悪くなった」
と感じてしまいます。

しかし、調子の悪い日があっても、回復していないわけではありません。


心の回復は、一直線には進みません。

三寒四温の季節と同じように、
良い日もあれば、悪い日もあります。

少し前に進んだと思えば、また足踏みする日もある。
良くなったり、悪くなったりしながら、回復はゆっくり進んでいきます。

ところが、
昨日できたことが今日はできないと、
後退したと感じてしまいます。

しかし、調子が悪い日もあると受け止め、
できることを、できる範囲で続けていく。

それで十分です。


調子が悪いとき、私たちは何とか元気になろうとします。

原因を探す。
自分をみつめる。
気分を上げようとする。

そうすればするほど、自分自身の不調を意識してしまいます。

調子の悪い日は、

「調子の悪い日もある」

と考え、回復を静かに待ちましょう。

波に逆らって泳ぐのではなく、
浮き輪につかまり、波が過ぎるのを待つ。

そんな感じです。


日課が半分しかできない日もあります。
一日横になって過ごす日もあります。

しかし、それは後退ではありません。

回復の過程で、起こることなのです。


明日になれば、また少し違う一日が来ます。

たとえ同じような日が続いても、
がっかりする必要はありません。

調子の悪い日も、回復の途中にある一日なのです。

高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

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