断るということ

12月15日  月曜日

image多くの患者さんが、人からものを頼まれたら断ることができないと悩んでいます。人からどこかに行こうと誘われた時も同様です。適度に断ることができないとストレスを溜め込みます。

ストレスの少ない生活をするためには、上手に断るスキルを身につける必要があります。
人の言うことを聞いてばかりでは、自分の時間がどんどん無くなります。また、自分が本当はやりたくないことをやっているのですから、何より主体性がなく、やり甲斐がありません。
本当にやりたくないことをやってばかりいるとストレスがたまり、だんだん意欲も無くなって行きます。うつ病は、このような経緯で発病することがあります。
うつ病になる人は人の良い人が多いですが、人の良い人は断らない人ですから他人から見て都合の良い人です。都合の良い人は、人から好かれますが、本当の意味で人格を尊重されているわけではありません。
断ると人の気持ちを傷つけるから断れないと言う人がいますが、相手の気持ちを傷つけない断り方を考えることが大切です。
断ると人から愛されなくなると心配する人がいますが、都合の良い人は真に愛されているとは言えません。
お互いに理解し合い、人格を尊重し合うためには、自分の意思をはっきり伝え、時には上手に断ることも大切です。都合の良い人は程々にすることが、ストレスの少ない生活につながります。

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