変化していく中で、変わらない日課を大切にする

変化していく中で、変わらない日課を大切にする

2026年3月2日(月)

3月に入ると、どこか気持ちが落ち着かなくなります。

異動、卒業、進学。
まだ何も始まっていないのに、心だけが先にざわつきます。

診察室でも、「4月からのことを考えると不安です」という声を耳にします。
何が起きるのか分からない。
うまくやれるか自信がない。
人間関係がどうなるのか読めない。

変化への不安は特別なものではありません。
先が見えないとき、心は自然に揺れます。

しかし、未来を完全に安心できる形にすることはできません。
環境も、人も、評価も、一定ではありません。
外側はどうしても変わっていきます。

その中で、変わらずに続けられるものがあります。

朝、同じ時間に起きる。
顔を洗う。
いつもの道を歩く。
湯を沸かし、コーヒーを入れる。
夜は湯船につかる。

ささやかな日課です。

気分が整っているかどうかとは別に、それを繰り返していく。
心を落ち着かせるためではなく、生活を続けるために行う。

その積み重ねが、結果として気持ちを静めていきます。

大きく変わらなくていいのです。
まずは、いつも通りの朝を迎える。

同じ順番で身支度をする。
いつも通りの今日を過ごす。

変化の多い時期ほど、
変わらない日課を大切にしてみてください。

高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

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