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神経症を乗り越えるためには?

2020年4月6日(月)

神経症は性格の問題だから一生治らないと諦めておりませんか?

神経症には、不安神経症、強迫神経症、パニック障害などがありますが、些細なことが気になり、それにとらわれ不安になる点は共通しています。

日本オリジナルの神経症治療で知られる森田療法では、「健康な生活をすれば心も体も健康になる。」と教えています。

健康な日常生活、すなわち十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動が心身の健康を回復し、それを維持するのです。

不規則な睡眠、偏った食生活、運動不足などは、多くの人が抱える問題です。

現代では、自然の流れに任せていると、不健康な生活に陥ります。特に若年者ではこの傾向が顕著です。

心の健康を取り戻すためには、「健康な生活をする。」という能動的な行動が必要です。

森田療法では、健康な生活をしながら、不安を「あるがままに」受け止め、日常生活の実践(人の役に立つプラスの行動)を続けることで神経症を治していくことができると教えています。

不安な気持ちがあっても日常生活をいつもと同じように続けるのはとても大変で、忍耐を必要とします。

不安があるから「目の前の問題から逃げたい。」「不安に押しつぶされそうなので朝は起きたくない。」「仕事を休みたい。」と誘惑がおそってきます。

しかし、不安から逃げるとかえって不安に追いかけられ、不安が増大する悪循環に陥ってしまいます。

不安があっても忍耐しながら、自分の心を支える力を強くし、プラスの実践で不安を乗り越えていく能動的な行動を続けていくのです。

このように神経症の治療では、日常生活の改善、不安があってもプラスの実践を続けるなど、自分で努力する部分が多くあります。

神経症の治療は、医師から一方的に与えられるだけのものではありません。医師の適切な指導を受けながら、自分自身も必要な努力をしていく、能動的な治療態度が必要です。

神経症は性格の問題だからとあきらめる必要はありません。適切な治療により必ず乗り越えることができるのです。

院長 高橋道宏

2020年04月06日