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睡眠薬のやめ時は?

2020年6月1日(月)

日本国内では、不眠の方が10人に1人はいるとされています。不眠の原因は、ネットなどで遅くまで起きているライフスタイルにあり、まさに不眠は現代病です。また、心の病気になると不眠が80-90%の方にみられます。不眠が心の病気の予兆であり、再発のサインであることがあります。

不眠が続くと、心身に悪影響を及ぼします。高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病にかかりやすくなります。また、眠れないことから、夜間に食べ過ぎ、体重増加になることもあります。うつ病などの心の病気にもかかりやすくなります。

一度不眠になると、眠れないことが気になり、ますます眠れなくなります。このような場合は、寝よう寝ようとあまり意識し過ぎないようにしましょう。意識し過ぎると緊張してしまい、かえって眠りにくくなります。睡眠を意識し過ぎることは、睡眠薬を多く飲むことにもつながります。睡眠薬の多量服用には充分気をつけましょう。

こころの病気が治ってくると、自然に眠れるようになっていきます。良くなってくると、睡眠薬を飲んだ翌朝眠気が残るようになります。また、寝る時間になると、自然に眠気がきて、薬を飲むのを忘れて朝までぐっすり眠れるようになります。

このような状態になったら、主治医と相談して、睡眠薬をやめましょう。不眠の背景となるライフスタイルが改善された、あるいは不眠の原因となった心の病気が改善されたのであれば、もう睡眠薬は不要です。睡眠薬はあくまでも補助的に使用すべきお薬です。眠れるのにいつまでも飲み続ける必要はありません。

院長 高橋道宏

2020年06月01日