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うつ病、不安障害でみられる知覚過敏とは?

2020年10月26日(月)

ちょっとした物音がひどく気になる。ドアの開け閉めの音、人の話声がとても気になりイライラする。このような経験をされた方はおられませんか?

これは、知覚過敏の一つで、音響過敏と言われています。うつ病、不安障害でみられることが多い症状です。知覚過敏には、音の他に光に対する過敏もあります。

音や光といった外部からの刺激に対して脳が過敏に反応してしまうのです。ゲーム機などで過剰な光を浴びると脳が反応しててんかん症状がみられることがありますが、知覚過敏の場合、あくまで普通の音、光が気になります。てんかん症状までは起こりません。

うつ病、不安障害の時は外からの刺激を受け止める余裕がなく、心身ともに鋭敏になっています。このような鋭敏さは言葉に対する過敏としても現れます。

言葉に対して過敏になり、ちょっとした言葉が原因で、とても嫌な気持ちになってしまいます。他人から言われた言葉の全体ではなく、言葉尻に反応してしまいます。

このような過敏さは、病状が改善すると治っていきます。もし知覚過敏になったら、人の言葉に過剰に反応するようになったら、これはうつ病、不安障害の時の症状である可能性を考えましょう

自分自身の状態を、このように客観的に理解することが安心感、ひいては症状の改善につながります。

また、家族や友人が一つ一つの言葉に反応するようになったら、心に余裕がない状態にあるかもしれないないことを理解していただきたいと思います。

芦屋 心療内科 高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

2020年10月26日