不安になった時の気持ちの持ち方

2016年9月11日  月曜日

不安な時は精神的に追い詰められた気持ちが強く、とても苦痛です。何をやっても自信がなく、自分の行動が「これで良かったのか?」と何回も考えてしまいます。考えれば考える程自信がなくなり、自分一人では不安を抱えきれず、周囲の人に相談するようになります。しかし、いろいろな人のアドバイスを聞いても安心できません。かえって不安になってしまいます。不安になった時にはどのような態度で生活したら良いのでしょうか?

不安になり周りの人に相談したくなりますが、だんだん甘えて依存的になってしまうことがあります。依存的になるとかえって不安が強くなるので注意が必要です。過度に依存的になると、自分と他人との距離が近くなり過ぎたり、他人との境界線が曖昧になります。次第に自立した気持ちで生活するのが難しくなっていきます。自立した気持ちが薄れると、ますます不安が強くなるという悪循環に陥ってしまいます。

これまでもこのブログで書いたように、「不安は実態のないもの」です。本来は不安になる必要のないことに過度に不安になって苦しんでいるのです。不安がなくなってしまえば、なぜあれ程不安になっていたのか?不思議に思います。ですから、不安は思い込みに過ぎず、「不安だ、不安だ。」と繰り返し思うことで、自己暗示が悪い方にかかりできあがったようなものです。

不安になったら「大丈夫、大丈夫」と自分自身に何度も言い聞かせるましょう。何回も繰り返すことで習慣化してくると、だんだん不安の自己暗示から解放され、過度に不安になることが少なくなっていきます。「大丈夫、大丈夫」と自分自身を安心させながら、自立した気持ちで生活しましょう。そうすることで、不安から解放され、落ち着いて生活できるようになっていきます。

院長  高橋道宏

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