不安に対する行動指針

2017年4月17日 月曜日

不安になると、どうしたら良いか分からなくなります。どう行動すべきか全くわからなくなります。これが更に不安を助長します。不安になった時どう行動したら良いのか?不安に対する行動指針を知っていると、たとえ不安になっても冷静に対処できます。冷静に対処していれば、不安は自然になくなっていきます。不安に対してどう行動したら良いのでしょうか?

まず第一に、不安になった時に「不安は実態のないものである」というシンプルな事実を思い出すことです。以前このブログにも書いたように、「不安は実態がなく、お化けのようなもの」だからです。その証拠に、不安の波が去ってしまうと、不安になったことが自分自身でも不思議になってきます。やはり不安は実態のないものなのです。ですから、不安に対してビクビクする必要はありません。

もう一つ大切なことは、「不安になっても不安に振り回されず、いつも通りに日常生活を淡々と続けること」です。不安になると本来すべきことが手につかなくなります。不安だからといって生活のペースを乱してはいけません。仕事、家事、育児、勉強などをいつも通り続けるようにしましょう。やるべきことをやらないとかえって不安が強くなってしまうからです。

「不安は実態のないものである」というシンプルな事実と「不安になっても不安に振り回されずいつも通りに日常生活を淡々と続けること」という行動指針に従い、不安に対処しましょう。このような対処法を理解していれば、不安になっても慌てずにすみます。不安から逃れるためにもがく必要はありません。冷静に行動すれば、不安は自然になくなっていくのです。

院長 高橋道宏

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