心の病気と環境の変化

2017年9月11日 月曜日

1 心の病気になると環境の変化に伴い、心身の症状が悪化することが多い

心の病気になると、環境の変化に弱くなります。入学や入社、結婚、転勤、引越しなど、身のまわりの環境が大きく変わった時に、不安になる、イライラする、気分が落ち込む、眠れなくなるなど心の症状が一時的に悪くなることが多くあります。また、頭が重くなる、めまいがする、肩がこる、疲れやすくなる、胃が痛くなるなど身体の症状が現れることもあります。

2 心の病気になると適応能力が低下し、症状悪化の原因となる

元々人体は、周りの環境が変化しても体調が一定になるようにする適応能力があります。たとえば気温や気圧が変化しても、自律神経の働きでこのような変化に適応することができます。同様に、入学や入社、結婚、転勤、引越しなどの社会的な変化に対しても精神的な適応能力があります。心の病気になると適応能力が低下し、症状悪化の原因となるのです。

3 心の病気があっても、時間をかければ環境の変化に適応できる

心身の症状が悪化すると不安になりますが、あまり心配はいりません。客観的にみて新しい環境に大きな問題がない場合は、次第に新しい環境に慣れていきます。心の病気になると、慣れるのに少々時間が多くかかるだけです。新しい環境に慣れると共に、症状も自然になくなっていきます。時間をかければ環境の変化に適応できるのですから、焦らないようにしましょう。

4 環境の変化の良い面も考慮し、変化に冷静に対処する

環境が変わる時は不安になります。慣れた環境には、安定感、安心感があるからです。しかし、新しい環境にはこれまでの環境にない良い面が隠されているかも知れません。本当に自分のやりたいことが見つかるかもしれません。過度に変化を恐れず、環境の変化に冷静に対処していきましょう。新しい環境に人生のチャンスが隠されているかも知れません。

院長 高橋道宏

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