うつ病、不安障害と自律神経症状

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うつ病や不安障害になると、「頭が重い」「めまいがする」「汗がたくさん出る」「身体がほてる」などの症状がみられます。

身体の病気ではないかと不安になり病院に行きますが、診察を受けても、これといった異常はみつかりません。このような症状は、自律神経の乱れによるものです。

自律神経には緊張した時に働く交感神経とリラックスした時に働く副交感神経があります。普段はこの両者が環境、状況に合わせてうまくスイッチし合い、バランス良く働いています。

しかし、このバランスが崩れると、自律神経の乱れによるさまざまな症状が発生します。

自律神経の調子が悪い時はどのように対処したら、良いのでしょうか?

まず、リラックスするようにしましょう。このような時に無理をしてはいけません。症状に抵抗するのはやめましょう。リラックスして無理をしなければ、自然に良くなります。

自律神経の乱れからくる症状は、健康上重大な影響を与えませんので、安心しましょう。症状をありのままに受けとめ、落ち着いて治療しましょう。

症状の原因となるうつ病、不安障害などの心の病気が回復すると、自律神経症状は自然に良くなっていきます。

院長 高橋道宏

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