2022年8月8日(月)
うつ病になると生活リズムが狂いやすくなります。午前中は気分も体調もすぐれません。
朝は一度目覚めるものの、2-3時間二度寝してしまいます。午後になると頭がスッキリしてきます。
寝る前にはかなり調子が良く、深夜になっても寝る気になりません。
うつ病になると生活リズムが狂いやすいやすくなりますが、これは薬を飲んでだけでは完全には良くなりません。
朝は少々無理をしてでも起きて、家事などをして体を動かすリハビリ的な対応が必要になります。
このような対応ができるのは症状が軽症になってからです。軽症とは、症状があるものの日常生活に比較的影響が少ない状態です。
軽症になったら、多少無理をしても行動するリハビリ的対応をするのです。
リハビリ的な対応では、少し無理をして体を動かすようにしましょう。少し無理をするとは、ちょっと背伸びをする位のイメージです。
無理をし過ぎると症状か悪化してしまうからです。少し無理をするくらいの負荷をかけると、生活リズムが改善していきます。
うつ病は生活リズムが狂いやすい病気です。
薬を飲むだけではなく、軽症になったらリハビリ的な対応を心がけ、回復を確かなものにしましょう。
高橋心療クリニック
院長 高橋道宏