うつ病回復への道を拓く: 自律神経の乱れからの回復

2024年3月4日(月)

近年、うつ病が増加傾向にあり、その影響は心身に及びます。特に、うつ病によって不調になった自律神経は、頭痛、動悸、息切れ、発汗、胃もたれ、筋肉のこわばりや全身の痛みなどの症状を引き起こし、日常生活に大きな影響を与えるます。

自律神経の回復には、特効薬はありません。むしろ、次の3点が大切です。

1.規則正しい日常生活: まず第一に、規則正しい日常生活の確立が重要です。うつ病になると生活習慣の乱れがちとなり、自律神経に負担をかけ、症状を悪化させる原因となります。

食事、睡眠、運動など、基本的な生活習慣を整えましょう。規則正しい生活は、体内時計を調整し、自律神経の調子を安定させます。

2. 抗うつ薬の継続: 抗うつ薬は、うつ病で低下したセロトニン機能を回復させ、うつ病で乱れた自律神経症状の回復を促します。

抗うつ薬の効果は、個人差が大きいため、定期的な通院を通じて、主治医に体調の特徴を理解してもらい、適切な薬物療法を続けることが重要です。

3.ストレスを避ける: ストレスは不安と緊張をもたらし、うつ病による自律神経の不調を悪化させます。

うつ病の方はとかく無理をしてしまいがちです。自分のキャパシティを理解し、無理をせず、過大なストレスを避けることで、自律神経の調子を安定させることができます。

自律神経の調子は、良くなったり、悪くなったりしながら、ゆっくりと改善します。回復には個人差があり、時間がかかりますが、焦らずに回復を待つことが大切です。

回復をより長期的な視点でみることで、一時的には症状が悪化することがあっても、長期的な回復が進んでいることが理解できるはずです。

長期的には回復軌道にあることを理解し、ポジティブな気持ちで治療を続けましょう。徐々に自律神経のバランスが整え、うつ病回復への道を拓きます。

高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

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