うつ病をが治りにくい時どうしたら良いのでしょうか?

2018年4月16日 月曜日

うつ病を治すためには、休養とお薬による治療が中心になります。このような基本的な治療を受けていれば、ほとんどのうつ病は軽快に向かいます。

一方で、治りにくいうつ病があります。治りにくいうつ病は、専門的には「治療抵抗性うつ病」と言われています。なぜ治りにくいうつ病があるのでしょうか?

治りにくいうつ病の中には、生活リズムが狂っているものが少なくありません。特に最近多くなっている中高生のうつ病では、このような例が多く見受けられます。

生活リズムが狂い昼夜逆転の生活で、おまじないのようにお薬を飲んでいてもうつ病はなかなか良くなりません。生活リズムが乱れていると、心の病気の自然治癒力が引き出されにくくなるのです。

治りにくいうつ病を治すためには、まず規則正しい生活リズムを整えましょう。規則正しい生活とは、規則正しい睡眠、食生活、運動です。

規則正しい生活はこころの病気の自然治癒力を高めます。免疫力を高め、体調を良くします。身体の病気を治りやすくすると同時に、心の病気の自然治癒力を引き出します。

規則正しい日常生活と自分に合ったお薬の服用で、ほとんどのうつ病は自然に回復していきます。無理にうつ病を治そうとしてあくせくする必要はないのです

不規則な生活で心の病気の自然治癒力を邪魔しないようにしましょう。うつ病は治りにくいと誤解されることがありますが、回復のカギは意外と身近なところにあるのです。

院長 高橋道宏

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