気分の波と正しく向き合う

2023年2月20日(月)

うつ病には気分の波がつきものです。調子が良い時には身も心も軽く、意欲的になります。

これとは逆に、調子が悪くなると、何をするのもおっくうになります。

気分の波に振り回されると、うつ病はなかなか良くなりません。

気分の波と正しく向き合うことがうつを乗り越えることにつながります。

ではどのようにしたら良いのでしょうか。

感情には波があり、海の波のようなものです。自然に多少の上下があります。

うつ病になると気分の波の振れ幅が大きくなっていきます。

気分の良い時に行動し過ぎると、体力が追いつかず、失速してうつに逆戻りしてしまいます。

気分の悪い時に無理をしても、すぐに気力と体力の限界に達し、無力感からうつが悪化します。

気分の波がおそってきたときにはあわてないことです。

「うつ病は治らない。」などとは考えず、うつ病では気分の波が普通に起こりうるものだと理解しましょう。

気分の波がおそってきた時は無理をせず波が去るのを待ちます。調子が良くなったら動き出すのです。

調子が良くなった時は無理をせず、少しづつ行動範囲を拡大していきましょう。

気分の波がおそってきた時に、抗不安薬に頼る方法はお勧めしません。

抗不安薬には依存性があり、どんどん薬が増えてしまいます。

抗不安薬を飲んでもうつ病が治るわけではありません。

薬は抗うつ薬を中心とし、気分の波と正しく向き合うことで。今まで治らなかったうつ病が改善していくことを体験することができるでしょう。

高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

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