具合は一方的に悪くなっているのか?

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うつ病の治療がうまくいき最近まで少しずつ良くなっていたのに、急に調子が悪くなってくることがあります。

このような時、具合が良くなっていたことを忘れ「病気は悪くなるばかりだ。」などと考えてしまうことがあります。

多くの場合、具合が一方的に悪くなっているわけではありません。

症状が一時的に悪くなると、右肩下がりに悪くなったように感じますが、これは錯覚です。

この錯覚の原因はうつ病でみられる否定的認知(2021614日ブログ「うつ病でみられる否定的認知とは?」参照)にあります。

うつ病になると「どうせ病気は治るわけがない」などと否定的な考えに傾きがちです。このような否定的認知を修正し、現実を正しく見据えることが大切です。

うつ病からの回復は、調子が良くなったり、悪くなったりしながら、少しずつ良くなります。

これは季節の変わり目の温度差の大きい日々を意味する「三寒四温」に例えられています。

うつ病の回復は具合いが良くなったり、悪くなったりしながら少しづつ良くなります。

このような山あり谷ありの回復の特徴を理解し、過度に否定的にならないことが大切です。

症状の変動に一喜一憂せず、うつ病は必ず治ると信じましょう。

このような心持ちで治療を続ければ、うつ病は必ず回復に向かいます。

院長 高橋道宏

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