うつ病回復期の過ごし方

2022年11月7日(月)

うつ病は休養とお薬により回復に向かいますが、回復への道のりは平坦ではありません。症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら良くなっていきます。一直線に治らないので、「悪くなってしまった。もう治らない。」などと考えてしまいがちです。

このようにうつ病の回復の課程では気分の波が度々あります。気分の波はあまり気にしないようにしましょう。うつ病は気分の変動を繰り返しながら徐々に治っていくのです。

気分の波を気にして一喜一憂すると、心身が緊張し、症状が悪化します。うつ病の治療では、回復過程でみられる気分の波に動じず、大局的に症状の変化を見ながら、「必ずしも良くなる」と楽観して改善を待つのです。

そのような境地に達するのは簡単なことではありません。主治医に症状を話し、気分の波を治療の経過でどう受け止めるべきかを理解するようにしましょう。

うつ病は、気分の波を上下しながら、少しずつ回復していきます。不調の原因を探して悲観せず、「時には症状が悪化することもある」と割り切り、これまで通りの治療を続けましょう。ふと気がつくと、うつ病はかなり良くなっていた。そんなふうに気づくのは、そう遠くないのです。

高橋心療クリニック
院長 高橋道宏

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