焦りとの付き合い方

2020年12月14日(月)

焦りは不安障害、うつ病などでみられます。焦りは、どうしたら良いかわからないのに、何か行動したくてたまらない状態です。

焦りは不安を伴うことが多く、不安と表裏一体とです。動悸、息切れ、発汗などの自律神経症状を伴うこともあります。

焦ると追い詰められた気分になり、余裕がなくなります。思考が麻痺して、考えられなくなります。パニック症状になることもあります。

にもかかわらず、なぜか衝動的に行動したくてたまらないのです。

焦ったときには、焦ったまま行動しないようにしましょう。焦った時は、冷静な判断力が失われているからです。焦って行動した結果は、ほとんどが失敗で、後々で後悔することが多いものです。

焦った時は適切に自分の気持ちにブレーキをかけ、その後ゆっくりと行動するようにしましょう。

焦りの衝動にブレーキをかけているうちに、徐々に冷静になっていきます。焦りの衝動に適切にブレーキをかけることができるようになれば、不安な自分を支える力が強くなり、焦りはなくなっていきます。

芦屋 心療内科 高橋心療クリニック
院長 髙橋道宏

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