心の病気について

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症とは?


アルツハイマー型認知症とは、認知症の中で最も多い病気です。
もの忘れなどの記憶障害や判断能力の低下、時間や日付、場所の見当が付かなくなるなどの症状が発症します。
発症のメカニズムは、脳内に「アミロイドβ」「タウタンパク」といった特殊なたんぱく質がたまっていくことで大脳(側頭葉、頭頂葉、後頭葉)が委縮して引き起こされると考えられています。
初期には物忘れがみられ、症状が進むにつれて日常行動の手順がわからなくなるなど生活に支障をきたします。
幻覚や妄想、うつ状態などの精神症状を伴う場合もあります。


アルツハイマー型認知症の治療


アルツハイマー型認知症を根本的に治療することはできません。
薬物治療では、症状を改善し進行を遅らせる薬が使われます。
また、まだ残っている認知機能を活かして役割を持たせ、好きなことを見つけることでやる気の向上を目指すなど、薬物療法以外の方法も進行を遅らせる効果があります。
アルツハイマー型認知症は誰にでも起こり得る病気です。
早期発見、早期治療により症状の進行が緩やかになります。
物忘れがひどくなり認知症が疑われる行動が見られたら、できるだけ早めに医師の診察を受けましょう。

PAGE TOP