心の病気について

不眠症

不眠症とは?


悩み事やストレスを感じているときに眠れないのは、誰しもが経験していることです。
不眠症はこのような眠れないことが慢性化して、苦痛を伴うことを指します。
不眠の原因を突きとめて取り除くことや、間違った睡眠習慣を改めることが不眠症の改善につながります。


不眠症への対処法


不眠症は、普段の行動を少し変えることが改善の糸口になり得ます。睡眠薬に頼る前に、まず下記の対処法を実行しましょう。
眠りを意識しすぎないことで、健やかな眠りを得られる対処法を3つご紹介します。


長時間の睡眠が必要という思い込みから離れる

適切な睡眠時間というのは人それぞれです。
「長時間の睡眠が必要なのに眠れない」と思い込み過ぎると、より目がさえて眠りを妨げてしまいます。
必ずしも長時間の睡眠が必要ではないので、「健康のために8時間は眠らなければならない」などという思い込みから離れましょう。
昼間に眠くならなければ大丈夫です。


眠たくなってから床につく

寝不足を気にして早めに床についても、普段の生活リズムと違うためになかなか眠れないこともあります。
布団の中で眠れないことを考えながら過ごすことで、さらに眠れなくなってしまいます。
眠気を感じる時刻に布団に入りましょう。


寝酒を控える

入眠のための寝酒は、逆に深い睡眠を妨げて、夜中に目が覚める原因になります。
寝酒を習慣化してしまうと、体が寝酒なしには眠れなくなり量も増える恐れがあります。
寝酒よりも、医師の指示通りの睡眠薬を服用しましょう。


睡眠薬の使用について


睡眠薬の使用は必要最小限にしましょう。特に2種類以上の複数の睡眠薬の使用は勧められません。2種類以上の睡眠薬を使用すると、将来睡眠薬依存に陥る可能性が高まります。最近では依存性のない睡眠薬が多く開発されています。睡眠薬を使用する場合は、医師と相談しながら、できるだけ依存性のない睡眠薬を使用するようにしましょう。

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